【繋ぎ目の補修編】ペイント塗装のクロス(壁紙)補修はこうすればOK!

クロス壁をペイント塗装するときにクロスの穴や破れをそのままに塗装してしまうと、仕上がりが悪く残念な結果になってしまいます。せっかくきれいにペイントするのであれば塗装前に下地のクロスの穴や破れも補修しておきましょう。
クロス壁で良く見られるのは、クロスのつなぎ目であるジョイント部分の隙間やクロスのネジ穴、物をぶつけたときにできる破れや剥がれですね。
今回、クロス(壁紙)のつなぎ目の破れ剥がれ状況における一般的な補修方法を説明しますので参考にしてみてください。

クロス(壁紙)の繋ぎ目補修

通常の国産クロスの幅は90cmくらいが多く、この幅で横に並べて貼ってあります。この繋いだ部分がクロスの繋ぎ目(ジョイント部)であり、この部分が下地の影響により隙間ができたりします。

このような隙間は、塗装で目立たなくすることはできますが、完全に隠すことはできませんので事前に補修しておきます。

1:水を含んだスポンジ等で隙間部分を湿らせておきます。

2:クロスの隙間を多少広げて、かべ紙用の補修ボンドを塗り込みます。

3:クロスの隙間に向かって両側から押す感じで上から押さえていきます。
はみ出たボンドは濡れ雑巾で拭き取りましょう。

4:かべ紙補修用のローラーでクロスをしっかりと圧着します。もし、繋ぎ目が開いてしまうような場合は接着するまで虫ピン等で押さえておきましょう。

5:最後に繋ぎ目にコーキング剤を注入します。余分なコーキング剤は濡れ雑巾で拭き取って完了です。
※コーキング剤はシーリング剤とも呼ばれ様々な種類があります。クロス補修では「内装目地用シール」や「壁用充てん材」、「壁紙補修用ボンドコーク」、「ジョイントコーク」という名前の商品をご利用ください(壁紙補修に使えることを商品説明で確認しましょう)。

パテ処理のポイント

・パテは乾燥すると目ヤセして凹むことがありますので多少多めに盛るか、乾燥後に再度パテ塗りします。乾燥後は平滑になるようにサンドペーパーで研磨しましょう。
・パテを研磨すると研摩した粉が結構でるので、マスクや保護メガネをし、床には新聞紙やマスカーで養生しておきましょう。

コーキング剤使用のポイント

・コーキング剤は指やヘラを使うと塗りやすいです。
・はみ出た余分なコーキング剤は拭き取りましょう。上から塗装しない場合はそのままにしておくと埃などで黒く汚れてしまいます。また、色はクロスと同じ色を選びましょう。
・上から塗装する場合は、コーキング剤に含まれる可塑剤による塗膜のベタツキやそれによる汚れを防ぐため、ノンブリードというタイプを使用しましょう。

ペイント仕上げは下地の影響を受けやすいので、クロスなどのひび割れやつなぎ目の隙間、剥がれや破れなどの不良箇所は塗装前に補修しておきたいですね。

賃貸物件でのクロス(壁紙)の原状回復について

賃貸物件における原状回復の定義としては「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と国土交通省のガイドラインに記載されています。簡単にいうと径年変化や通常の使用による劣化等は貸主の負担で、通常の使用を超えた使用により壊したり傷つけたりした場合は借主の負担となります。クロス面でいえば、画鋲・ピン程度の穴は通常使用だが、下地ボードの張替えや補修が必要となるようなネジ穴やキズは通常使用を超えた例となります。また、タバコ等のヤニ・臭い、落書き、クーラーの水漏れによる腐食・変色、日頃の清掃を怠ったことによる油汚れ、カビ、シミなどは、全て借主の原状回復の条件となりますのでご注意ください。
尚、クロスの原状回復については、最低でも毀損箇所を含む一面分の張替費用を負担するのが通例となっているので、毀損箇所だけを補修する方法では原状回復したとは言えない場合があるので注意が必要です。詳細は国土交通省のホームページでご確認ください。
国土交通省の原状回復をめぐるトラブルとガイドラインについて


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