今話題の「接触感染対策シート」って何?
みなさん今話題の「接触感染対策シート」をご存じですか?
新型コロナやインフルエンザ対策として、たくさんのウイルス対策グッズが雑誌やTVで取りあげられている中、朝の情報番組「めざましテレビ」でも紹介された人気のウイルス対策グッズ「接触感染対策シート」について気になったので調べてみました。
目次
1.ウイルスの感染経路の一つ「接触感染」とは
「接触感染対策シート」はその名の通り “接触感染” の対策として作られた商品です。
ウイルスや細菌は、さまざまな経路で私たちの口や鼻からのどに入り込んで体の中に侵入します。
《主な感染経路は下記の3つ》
中でも「接触感染」とは、感染者から出たウイルスを含む唾液や体液に触る事によって起こる感染方法の一つで、その体液に直接触れたり、物を介して間接的に触れる事でも起こります。
物についたウイルスや菌の生存期間ってご存じですか?
現在、ウイルスの物体表面上での生存期間は、アメリカの研究チームの発表では、、、、布、銅や木材で3時間、プラスチックやステンレスの表面では 72時間と言われています。
共有して触れるドアノブや手すりでは2~3日間は生き残っているということが分かります。
そこで注目したのが今回ご紹介したい商品「接触感染対策シート」です。
2.「接触感染対策シート」ってどんな商品?
「接触感染対策シート」は大手塗料メーカー関西ペイントが販売している商品で、接触感染対策として“抗菌・抗ウイルス機能”を持つ漆喰塗料「アレスシックイ」をコーティングして作られました。
シートタイプなので好きな大きさにカットして様々なところに張り付けることができる手軽な商品です。
「接触感染対策シート」を、普段よく手が触れる箇所に貼ることで、感染・拡大の対策が可能となります。
①“漆喰” がどうウイルスに有効なの?
昔から塗り壁などに使用されてきた漆喰塗料。
その“漆喰”の主成分「消石灰」は強アルカリ性(pH値11以上)でウイルスが生息することができない環境と言われています。
漆喰成分に接触した菌・ウイルスを、強アルカリの効果により増殖を抑えることで、「抗ウイルス・抗菌性能」を実現することができのです。
②99.9%ウイルス減少
「接触感染対策シート」は抗ウイルス性が実証されており、
ウイルス研究の権威、長崎大学熱帯医学研究所で実証実験を実施し、
ノンエンベロープ、エンベロープ型の代表的なウイルスを用いて効果がある事を確認しています。
※「抗ウイルス試験」はコロナウイルスに対する試験結果ではありません。
下記の実験結果を見ると、漆喰塗料の効果により、シート表面に付着したウイルスを不活化し、15分で99%以上減少させさらに、細菌の増殖を抑制する効果が認められています。
③効果持続期間は?
漆喰成分の強アルカリ効果は永遠と持続するわけではありません。
時間がたつにつれて強アルカリは中性化が進み、その効果はなくなってしまします。
「接触感染対策シート」の強アルカリ効果が持続するのは“約6カ月”
およそワンシーズンその効果を持続することができます。
④切って貼るだけで簡単
「接触感染対策シート」は、柔軟性のある不織布に、自然素材「消石灰」を主成分とした漆喰塗料をコーティングしてしています。
折り曲げたり巻き付けることもできるので、自宅のドアノブの形状に合わせて好きな形にハサミでカットし貼りつけることができます。
⑤どこに貼るの?
「接触感染対策シート」は、屋内専用の商品です。
屋内のステンレス・木・アクリル・塩ビ・ガラスなどの素地に対応しています。
普段よく手が触れるドアノブ、手すり等に貼ることができます。
3.室内空間の抗菌対策なら“漆喰塗料”
おうち時間が増える中、安心感をもたらす室内空間を作ることも大切ですよね。
漆喰の抗菌・抗ウィルス機能は、室内空間の抗菌対策にも有効です。
壁に漆喰を塗ることにより、空気中に漂う菌やウイルスが漆喰壁に触れると吸着し、消石灰の強アルカリの力で菌やウイルスを除菌し、空間を常にキレイにしてくれます。
漆喰というとコテで塗る少し難しいイメージがありますが、ローラータイプのお手軽な商品もあります。
コテタイプのような厚付けはできませんが、一般的なペンキと同じような塗り方で初心者でも簡単に塗ることができます。
4.さいごに
新型コロナウイルス感染症の予防は、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に一人一人の咳エチケットや手洗いがとても重要と発表されています。
ご家庭や会社での感染予防対策の一つとして手の触れる部分は「接触感染対策シート」を活用し、空間の抗菌対策として漆喰塗料を塗ってみてはいかがでしょうか。
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