ペンキを買うとき、これだけは調べていきたい4つのポイント!
ホームセンターやネットショップにはたくさんの塗料の缶(商品)が並んでいて、「どれを選べばよいの?」と迷ったことはありませんか?また、塗ってみたら思っていた仕上がりと違っていたなんてこともありますよね!
今回は、ペンキを買う時にこれだけは調べておくと塗料が選びやすい!というポイントをご紹介します!ぜひ塗料選びの参考にしてみてください。
目次
1.どこに(何に)塗るのか?
塗料はたいてい使用する場所や用途別に分かれています。どんな素材のどんな物に塗りたいのか大まかに塗料のジャンルを絞ることができます。
例えば・・・
金属なら鉄部用、屋内外の木材なら木部用、水回りの壁なら浴室かべ用、いろいろな物に塗りたいなら多用途用など。
2.塗料の塗れないモノ塗れるモノをチェックする
塗料の容器には、塗れるものと塗れないものが記載されています。
塗れない物や剥がれやすい物として、PP※1やPE※2などのプラスチック類、亜鉛やトタンなどの金属類があります。これらはシーラーやプライマーなどの下塗り剤・密着剤を塗ることで塗装することができるようになります。
★ポイント
容器やカタログには用途やどこに塗れるのか塗れないのかなどが書かれていますので、まず容器やカタログを確認してみましょう(ネットショップなら用途や種類で分類されていますよ)。
・※1 PPとはポリプロピレンという樹脂のプラスチックで、洗面器やざる・かご、密閉容器、食器など。
・※2 PEとはポリエチレンという樹脂のプラスチックで、バケツやコップ、ごみ袋、灯油缶など。

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3.どんな艶(つや)にしたいのか?
個人差にもよりますが、私は塗料を選ぶとき艶(つや)の有り・無しを重要視します。艶のある高級な雰囲気に仕上げたい!ツヤのない自然な風合いに仕上げたい!など。また、汚れにくくしたいなどの使い方によっても、どの艶レベルを選ぶかの選択基準となります。
◆艶(ツヤ)の種類

●艶有り(グロス):テカテカな仕上がりとなります。耐水性や耐久性が必要な場所・物に向いています。
●半艶(セミグロス):テカテカ感が艶ありの半分くらいで、拭き掃除が簡単にできます。
●2分艶(エッグシェル):ほんの少しだけ艶があり、落ち着いた感じになるので室内壁に向いています。
●艶消し(マット):テカテカしないのでシックでナチュラルな雰囲気にしたい場合に向いています。
※商品によっては、7分艶や3分艶などもあります。
★ポイント
艶の有り・無しは耐久性や耐候性にも影響します。基本的に艶が有る方が耐候性・耐久性は高いと考えてよいでしょう。
一般的な耐候性・耐久性は、艶有り>(7分艶)>半艶>(3分艶)>2分艶>艶消し となります。
艶消しは汚れが付くと拭き取りにくいので汚れやすい物や場所に使う時は2分艶以上の艶有りがお奨めです。
4.どのくらいの面積に塗るのか?

最後に必要な容量を選ぶために、塗りたい物(場所)はどのくらいの大きさや面積なのかを確認しておきます。
塗りたい物の面積は、縦 × 横のサイズで計算します。塗料容器やカタログには塗れる面積が書いてありますので、塗りたい面積が分かれば、どの容量(サイズ)の塗料を買えばよいか判断できます。塗料がいっぱい余ってしまった!なんてことも少なくなります。
面積の目安
●A4コピー用紙1枚=0.06㎡
●B4コピー用紙1枚=0.09㎡
●タタミ半分=約0.81㎡
●タタミ1枚=約1.62㎡
●4畳半の床=約7.29㎡
●6畳の床=約9.72㎡
★ポイント
塗り面積は、塗り回数によっても変わるので、1回塗りで塗れる面積か、2回塗りで塗れる面積かも確認しましょう。また、塗料は塗り方や塗る場所でも使用する量が変わりやすいので、多少多めに計算しておくと安心ですね。
最後に
以上のポイントでもまだ「分からないよ」という場合は、遠慮せずお店の方に聞いてしまいましょう!
また、家庭用塗料なら大抵お客様相談室がありますので問い合わせてみるのも良いですよ。
パジョリスでも問合せを受け付けておりますので、塗料のことなら何でもご相談ください!!
パジョリス Mail:info@pajolis.com TEL:050-3533-9452
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