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塗装ローラーを買うときに注意すべき3つのポイント

ローラー

広くて平らな面を塗装するときにローラーを使うと刷毛よりも早く楽に塗れて大変便利です。でもローラーにはさまざま種類があるので購入するときには間違って買わないよう注意が必要。今回は、ローラーを買うときに注意すべき3つのポイントを紹介します。

※ローラーとは、プラスチックの芯にナイロンやポリエステルの繊維を織り込んだ塗装用具です。
ローラーの毛(繊維)に塗料を含ませて塗装したい部分にローラーを押し当てて回転することで塗ることができます。

1.ローラーとローラーハンドルは別々に買うべし!

ローラーは、塗料を含ませるローラー本体と手で握る柄の部分(ローラーハンドルという)から構成されています。通常ローラー本体とローラーハンドルは、ローラーが交換できるように別々に売られています(一体型もあります)。
ローラー本体は、たいてい1回使うと毛がへたってしまい使い捨てとなることが多いので、ローラー本体とローラーハンドルの部分が外せるタイプを購入すると、次に使うときにローラー本体のみの購入で済みとても経済的です。

ローラー本体ローラーハンドルローラー本体とローラーハンドル

2.ローラーにはサイズがあることを知るべし!

ローラー本体には、様々なサイズがあるので塗装する用途や物にあったサイズを選ぶことが大切です。
ローラーのサイズは、1)横幅、2)筒の径、3)毛の長さ、で表示されています。

1)横幅

横幅は、インチで表示されています。一般的なサイズとして小面積の塗装に向いている4インチや6インチ、広い面の塗装に向いている7インチや9インチがあります。他にも4インチ以下のミニサイズや9インチ以上のビッグな床用などもありますが、扱いやすいのは6インチのサイズでしょう。
※1インチ=約2.5センチメートル

ローラーサイズ比較上からスモールサイズの4インチ、6インチ、
ミドルサイズの7インチ、
レギュラーサイズの7インチ、9インチ

2)筒径

筒径は、約16.5φのスモールサイズ、約26φのミドルサイズ、約38φのレギュラーサイズがあります。
筒径が小さいと1回転で塗れる面積も小さく、筒径が大きいと1回転で塗れる面積が大きくなります。狭い面はスモールサイズ、広い面はミドルかレギュラーサイズが最適です。

ローラースモールサイズ
ローラーミドルサイズ
ローラーレギュラーサイズ

3)毛の長さ

毛の長さ(毛丈という)は、短毛と呼ばれる8mm以下、中毛と呼ばれる13mm前後、長毛と呼ばれる20mm前後に大きく分かれています。サイズが大きくなると塗料の含みも多くなり重くなるので、女性や子供は小さめのサイズの方が扱いやすいでしょう。

ローラーの毛丈サイズ
短毛:塗装面が綺麗に仕上がるので、鉄部や黒板ペイントなど平滑な面を仕上げるのに向いている。塗料の含みは少ない。
●中毛:塗料の含みも良く平滑から凹凸のある面まで幅広 く使用できる万能タイプ。壁や塀の塗装に向いている。
●長毛:塗料の含みが多く、外壁面など凹凸の大きい面や広い面を早く塗装したい場合に向いている。

 3.ローラーとローラーハンドルの種類を合わせるべし!

ローラー本体にはさまざまなサイズがあり、そのローラーに合うローラーハンドルを選ばないとハンドルにローラーがセットできないという羽目になるので注意。ローラーハンドルは一般的に3種類に分かれているので覚えておこう。

スモールローラースモールローラー用ハンドル

レギュラーローラーレギュラーローラー用ハンドル

●スモールローラー用ハンドル:スモールローラーに適応するハンドル。4インチと6インチ幅のローラーが共通で使用可能。
ミドルローラー用ハンドル:ミドルローラーに適応するハンドル。7インチ幅のローラーが使用可能。
レギュラーローラー用ハンドル:レギュラーローラーに適応するハンドル。ローラーの横幅に合ったサイズを選ぶ必要あり。

※スモールローラーとミドルローラーの両方に使えるスモール・ミドル兼用ハンドルもあります。
※他にも特殊なローラーとハンドルがありますが、基本はスモール・ミドルローラータイプのハンドルかレギュラータイプのハンドルになるので、スモール・ミドルローラー用ハンドルとレギュラーローラー用ハンドルの2種類を覚えておけば大丈夫でしょう。

★ローラー本体とローラーハンドルを合わせるならローラー本体の穴を見る。

◆ローラーは洗って再利用することができるか?

ローラーに付いた塗料を完全に洗い落すには、大量の水(水性塗料の場合)や溶剤(油性塗料の場合)が必要となります。廃液も増えるのでその処理にも困ります。また、実際には1回使うと大抵ローラーの毛がへたってしまい、再塗装するときには塗料を綺麗に含むことが出来ず結果として綺麗に仕上がらないということになります。
よって、ローラーは使い捨てが一般的な使い方と考えた方が良いかもしれません。

◆ローラーを買ったら、ローラー皿やローラーバケットも容易しよう!

ローラーを使うには塗料を入れるローラー皿やローラーバケットと呼ばれる容器が必要です。移動しないで塗れる場合はローラー皿で、移動しながら塗る場合は取っ手のあるローラーバケットが便利です。ローラーを買ったら一緒に用意することを忘れずに!

ローラー皿※4インチのローラーまで使用可能なローラー皿

ローラーバケット※7インチのローラーまで使用可能なローラーバケット

参考記事はコチラ

【ハリー隊長によるウンチク講座】刷毛の違い~形状別編~

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ローラー・ローラーハンドル各種

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