漆喰ってなんだろう?漆喰についてよく知ろう!
蔵などの白い壁でよく見かける漆喰壁。
漆喰は、さまざまな機能があり1年中過ごしやすい空間を作り出します。近年では、温暖化やシックハウス症候群対策などで、漆喰が持つ機能が見直されてきて、今では古民家カフェ・旅館などが増えてきています。
また、漆喰は日本だけでなく海外でも古くから西洋漆喰として使われています。
世界で使われている漆喰。実際「漆喰ってどんなものなの?」と聞かれて、なんとなく知っているけれども、実際どういうものなのかは、あまりよく知らないという人へ漆喰のことをお伝えしていきたいと思います。
目次
漆喰とは?
漆喰は、石灰とスサと糊を混ぜて出来たものです。
石灰石を焼成し消化させてできた消石灰に、つなぎとしてワラやスサ(麻や紙の繊維)などの繊維と、保水・粘性の効果をあげるためのフノリ(海藻)などを加え練ったものが漆喰になります。

石灰石とは?
石灰石とは、サンゴや炭酸塩の殻を持ついろいろな種類の生物が集まり出来た『礁』を形成してできた岩(石灰岩)から取れるものです。
また、石灰石が化学変化を起こし漆喰の原料である消石灰が出来上がります。


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漆喰のメリット・デメリット

【メリット】
■自然素材を使用している
体に優しく安全性の高い素材でシックハウス対策にも対応しています
■防かび効果
石灰はアルカリ性でカビやダニを抑制してくれる効果があります
■耐火性に優れている
漆喰はもえない素材の為、昔のお城や神社に使われてました
■調湿性に優れている
湿度が高いと水分を吸い、低い時には吐き出してくれます
■消臭・脱臭効果がある
【デメリット】
■水をはじかない
調湿機能のメリットでもありますが、色の付いた液体を吸うと大変です
■施工時間が長い
下塗りしたあと完全乾燥させてから塗るため時間を要します。
■傷がつきやすい
※商品によって、それぞれ機能がちがうことがありますので確認しましょう!
漆喰の塗り方はコテ塗りとローラー塗りがあります
■コテ塗りタイプ

職人さんが使うようなコテを使って塗っていきます。
コテを使って様々な凸凹模様を付けたり、スポンジや刷毛、手を使った方法などで模様をつけるなどできます!
ただし、平らな表面を作るには熟練度やコツがいるのでDIYする場合は、難しいです。
■ローラー塗りタイプ

液状になっている漆喰は、ローラーを使って漆喰を塗ることが出来ます。初心者の人でも扱いやすいです。
コテのような模様をつけることはできませんが、ペイントするので平らな表面を作ることが出来ます。
※壁紙にもともと、模様が入っている場合は、その模様がでてきます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
漆喰について少しでも分かりましたでしょうか?
DIYしようと考えている人にまずは、塗り見本で本物を確かめてみてください!
面倒な配合もなく撹拌すればすぐにローラーで塗れるのでとっても簡単です。