DIYが楽しくなる♪木に文字やロゴを簡単に転写する方法
木にオリジナルの文字やロゴを印字したいと思ったことはありませんか?
オリジナルの作品を作るのがDIYならではの魅力ですよね。
作ったものをより魅力的に見せるために文字や自作のロゴなんかを入れたくなるものです。
私もパソコンで作成したデザインを木材に印字したくて、
その方法を調べてみることにしました。
目次
1.木材に文字やロゴを入れるにはどんな方法があるの?
まず木材に文字やロゴを入れる方法として、
「ステンシル」「ハンディープリンター」「トナー転写」などの方法があります。
1つ目の「ステンシル」は文字や模様の形に切り抜きをした型紙の上から、好きな色を塗布して転写する方法です。
デザインが細かく切り抜くのが大変なので、たくさんの種類を印字したい人には向きません。
2つ目の「ハンディープリンター」は、まずハンディープリンターの機械を購入する必要があります。
家庭向けのハンディープリンターも多く出回り、様々なものに印字できるようになりました。ですがハンディタイプは印字サイズに制限があります。大きい文字の印字は難しそうですね。手軽に小さいものをたくさん作りたい方にはおすすめです。
そして3つ目、今回一番おすすめしたい身近な材料を使用してできる
「除光液を使用したトナー転写」の方法をご紹介します。
2.とってもおすすめ!トナー転写とは
トナー転写のやり方として2つの方法をご紹介します。
まずは2つともレーザープリンターで反転印刷した用紙を準備します。
一般的に家庭で多く使われているのがインクジェットプリンターですね。
コンビニに置いてあるプリンターが「レーザープリンター」です。こちらを使用します。
・アイロンによるトナー転写
アイロンの熱でトナーを溶かす方法です。
レーザープリンターは熱を使って印刷をしています。
同じ工程を、アイロンの熱を使って再現します。
実際にやってみると、うっすら転写されますが均一に熱を伝えるのが難しいのか
失敗に終わりました。
・除光液を使用したトナー転写
ネイル落としに使用するアセトンが含まれた除光液を使用します。
アセトンにはトナーを溶かす作用があり、
その作用を利用して木材に転写をしていきます。
※FRPの洗浄などで使用されるアセトンも使用できると思いますが、
アセトンは揮発性が高く乾燥も早いので今回は使用しません。
除光液には水が含まれているので、揮発性も弱まり慌てず作業ができそうです。
写真のように綺麗に転写することができました。
今回はこちらの方法を詳しくご紹介していきます。
3.レーザープリンターと除光液を使ってトナー転写してみよう
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【準備するもの】
・転写させたい木材(シナベニヤ板を使用)
・レーザープリンタで反転印刷した文字やロゴ
・除光液(アセトンを含んだもの、着色されていないものが好ましい)
・コットン
・マスキングテープ
・クリアファイル
・こするもの(はさみの柄など、角が丸いものなら何でもOK!)
・サンドペーパー
【除光液を使ったトナー転写の流れ】
1.レーザープリンターで反転印刷した紙を用意
デザインソフトを使ってフリー素材などを活用しながらデザインをします。
イメージができたらデザインソフトの反転機能を使って反転させます。
反転データを作るのが難しいという方は、コンビニの印刷機能に反転印刷という機能がありますのでそれを使ってください。
私は準備したデータをUSBフラッシュメモリーに入れてコンビニ印刷できるようにしました。
近くにあるローソンのレーザープリンター(SHARP MX-3631DS)を使って印刷しました。
※レーザープリンターの機種による転写の相性も検証しましたので補足をご覧ください。
2.転写したい木材を研磨する
転写させたい木材はあらかじめサンドペーパーで軽く研磨しておいてください。
凹凸があると転写した時に綺麗に仕上がらない可能性があります。
3.印刷したデザインを転写したい部分に張り付ける
デザインをカットして、転写したい所に紙がずれないようにマステで固定します。
転写具合を確かめながら作業をしたいので上部だけを固定するようにしましょう。
4.コットンに除光液を浸して紙を湿らせる
コットンに除光液を含ませ、紙を湿らせていきます。
乾きが早いので、全部を湿らせるのではなく文字を転写してから枠という風に分けて作業すると良いでしょう。
※注意 ドバっと除光液をかけるのはNGです。ビタビタに湿らすとインクが滲む場合があります。
5.クリアファイルをのせて擦る
除光液で紙を湿らせたら、クリアファイルをのせ角が丸いもので擦っていきます。
クリアファイルを乗せることで木材が傷つくことを防ぐことができます。
転写できているか紙をめくり確認をしながら
除光液で湿らす→こする→湿らす→こする の工程を繰り返します。
6.除光液が乾いたら転写完了
除光液が完全に乾いたら転写完了です。
細い線から、べた塗り部分も綺麗に転写することができました。
他のデザインも転写してみました。
コツをつかめば完成度もアップしていきます。
何度かトライしてみて下さい。
7.転写後はお好みの塗料で塗ってみよう
転写した木材は多少こすったりしても消えることなく、
お好みで「バトンFX」や「ルビオモノコート」などのオイルステイン、
「ブライワックス」や「オールドウッドワックス」などのワックスで塗装することができます。また別の記事でも実際に塗ったものをご紹介できればと思います。
8.補足(レーザープリンターの機種別、転写の検証実験)
レーザープリンターの機種により転写の相性も異なるだろうと、いくつかの機種で検証を行ってみました。
どのコンビニもUSBフラッシュメモリーでデータを持ち込めるのでとても便利です。
印刷した見た目の濃さはほとんど変わりません。
早速転写してみました。
検証した結果、機種により若干ではありますが差があることが分かりました。
全く転写できないわけではありません。
比較写真を参考に、相性の良い機種を見つけてみて下さい。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
気軽に好きな文字やロゴが転写ができたらDIYがもっともっと楽しくなりますよね♪
私も転写がうまくできたので作りたい物がたくさん増えました。
皆さまも是非「除光液によるトナー転写」にチャレンジしてみて下さい。
パジョリスでは「転写してこんなものDIYしてみたよ」などのお写真も
随時募集中です。記事などで是非ご紹介させてください。
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