テレワークにも最適!杉板×鉄脚で簡単テーブルをDIY
事務所の打合せ用テーブルが台形で使いづらかったので、買い換えることにしました。
「ちょっと待て。オフィス家具は意外と高価だし見た目も味気ないな。」
テレワーク(在宅勤務)の仕事デスクとしても映えるような机はないか・・・。
「そうだDIYで作ってみよう!」急遽、自作DIYすることになりました。
![](https://www.pajolis.com/paintdiy/wp-content/uploads/2020/12/telework-table01-320x324.jpg)
目次
1.材料選定
DIYで事務所の打合せテーブルを作成するために早速、材料集めです。
まずはホームセンターに下見に行くと、幅200mm×30ミリ厚の杉の板材が特価で売っていました。
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「やっぱり無垢の木材はいいね。30ミリの厚さならテーブルとしては重厚感が出て申し分なし。でもSALE品だから節が結構あるなあ。テーブルとしては致命的か?」
しかし!安かったので、天板はこれで決定!天板の幅を600mmとするため、長さ1200mm×幅200mm×厚さ30mmの杉板を3枚購入しました。
そして次は「脚をどうするか!」。
脚は、ネットで検索するといろいろなタイプがたくさんありました。
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いろいろ調べて、やはりDIYするならアンティーク風に仕上げたい!と思い今回はアイアン風の口型枠ブラック塗装の鉄脚に決定。
サイズ:幅43cm×奥行8.5cm×高さ67cm
材質:金属(スチール)
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脚はボルト止めなのでナットを一緒に購入。
購入した商品:「鬼目ナット六角穴付きボルトDタイプ つば付きM6×20mm」
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天板は無垢の無塗装品ですので、鉄板に合う色で塗装したいと思います。
無垢の杉材の木目を活かすには、ステイン塗装+ワックス仕上げが最適な仕様ということで、塗料は自然系の木部用浸透型着色剤の「バトン」か、同じく植物油ベースのオイルフィニッシュ塗料「ワトコオイル」で悩みましたが、今回は「バトン」に決定。
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バトン(VATON)は、油性タイプですが、塗膜は食品衛生法に適合している安全性の高いオイルステインで、家具や建具など屋内の様々な木材に塗装できるお奨めの木部用着色塗料です。
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色は21色ありますが、アイアン風の鉄脚との組み合わせならウォールナット色と決めていました。
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バトンは、伸びも良くとても塗りやすいオイルステインです。しかも臭いも少なく取り扱いが容易です。小物塗装や小さな家具塗装なら0.7Lや300mlタイプの容量が適しています。
※バトン300mlタイプは、当店オリジナル商品となります。
但し、臭いに敏感な方は更に臭いが少ない水性バトンをおすすめします。
「さて、仕上げはどうする?」
アンティークやビンテージ風に仕上げたいなら、艶感が素晴らしい「ブライワックス」で磨き上げたいところでしたが、BRIWAXは結構臭いがキツイので、あえて蜜ロウワックスで仕上げることにしました。
2.塗装作業
まずは下地調整から開始です。
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天板となる杉材をサンドペーパーで研摩していきます。使用した番手は#240。
当て木をすると研摩しやすいですよ!
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研摩カスはウエスでしっかりと取り除くこと。
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「バトン」は、まず缶をしっかりと振って中の塗料を十分に撹拌します。
次に蓋を開けたら容器に塗料を移し刷毛塗りしていきます。
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塗料を刷毛にたっぷりと含ませて、伸ばすように塗料を塗っていきます。
![](https://www.pajolis.com/paintdiy/wp-content/uploads/2020/12/telework-table06-720x331.jpg)
液だまりはウエスなどで拭き取ってください。1回目の塗装30分後に余計な塗料をウエスで拭き取ります。
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そしてまたしっかりと乾燥させ、手につかなくなったら2回目の塗装となります。
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2回目の塗装では作業時間を短くしたかったので、刷毛塗りではなくいきなりウエスでの擦り込み塗装にしました。
![](https://www.pajolis.com/paintdiy/wp-content/uploads/2020/12/telework-table18-720x480.jpg)
十分乾燥させてから再度ウエスで拭き取り、塗料が色落ちしなくなったら完了です。
仕上げはワックス塗りです。
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今回は、ターナー色彩の「エシャ蜜ロウワックス」を使用。
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蜜ロウワックスをウエスで塗り伸ばしていきます。
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何度も拭きあげましたが、やはりブライワックスの艶感には敵いません。
うっすらとテカっている程度の仕上がりとなりましたが、汚れ防止としての効果は十分でしょう。
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3.脚取り付け作業
次はテーブルの脚の取り付けです。
![](https://www.pajolis.com/paintdiy/wp-content/uploads/2020/12/telework-table36-720x252.jpg)
鉄脚には天板に取りつけるボルトが付属していましたが、受けるナットがなく別途購入しました。
![](https://www.pajolis.com/paintdiy/wp-content/uploads/2020/12/telework-table38-720x480.jpg)
天板となる杉板は3枚をジョイントするため、繋ぎの板を天板の裏面に貼り付け、その上に鉄脚を取り付けることにしました。鉄脚を天板の裏面の取り付け位置に設置したら、金属プレートのボルト用の穴に印をつけます。
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錐等で穴の中央に印をつけてから木工用ドリルで鬼目ナットをねじ込む下穴を開けていきます。
必要以上に穴を掘り過ぎないようにドリルにはナットの長さと同じ位置にマスキングテープを巻いて掘る深さの印をつけておきます。
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穴を開けられたら別途購入した「鬼目ナット六角穴付きボルトDタイプ つば付きM6×20mm」をドリルドライバー(六角レンチ)で穴にねじ込んでいきます。
全ての穴に鬼目ナットを埋め込んだら、鉄脚のボルト用の穴を、開けたナット穴に合わせます。
鉄脚に付属のワッシャーとスプリングワッシャーをボルトにセットし、六角レンチで仮止めしていきます。
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全てのボルトを仮止めし、ゆがみや傾きが無いことを確認できたら、きつく締めあげて取り付け完了です。
出来上がったミーティングテーブルは、スタッフの昼食時のテーブルとしても活躍しそうです。
二人ならちょうど良いサイズです。自宅でのテレワーク用のデスクとしても活躍できそう。
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(注)テーブルとソファのサイズは高さがあっておりません。
4.完成
![](https://www.pajolis.com/paintdiy/wp-content/uploads/2020/12/telework-table40-720x963.jpg)
新しい事務所の打合せ用テーブルの完成です。
以前は、いびつな形のテーブルでしたのであまり、物を置くことが出来なかったのですが、新しいテーブルは資料やサンプル、PCを置いてもまだまだ余裕になりました!
また以前のより温かい雰囲気になりました。
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そして、早速スタッフが使ってくれています。PCを使うときの高さもばっちり!とうれしいお言葉をいただきました。この時は、集中して仕事をするためにテーブルの配置を変えて壁につけました!
天然の杉の木を使用していますので、天板が冷たくならなく全然、寒くならないです。これはもしかして、人気の机になりそうな予感ですね。
5.最後に
予算は、杉板(3枚)3,040円、鉄脚(2脚)8,140円、塗料(バトン0.7L)3,080円の合計14,260円でした。サイズ的・金額的には市販品でも買えそうですが、オリジナルのテーブルと考えれば、「これもアリでは!」と思います。とても簡単にできますので、是非みなさんもDIYでオリジナルのテーブル作りにチャレンジしてはいかがでしょうか。