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【下地調整編】低コストでベランダのFRP防水をアトレーヌ水性防水材で塗り替えDIYしました!

自宅のバルコニーの床がメンテナンス時期になったので塗り替えをしました。
元々お部屋のDIY塗装などの経験はありましたが、DIYの防水塗装は初めてでしたので少々不安でした。そんな心配をよそに、バルコニーの床がとてもキレイに仕上がり驚いてしまいました。
今回、バルコニーの防水塗装工程をご紹介します。詳しくお伝えしたいので記事を、『下地調整編』『本材の塗装編』『トップコートから完成編』の3部記事にてご紹介していきます。

バルコニーに使用した防水塗料は『アトレーヌ水性防水材』

今回、使用した防水塗料は『アトレーヌ 水性防水材』です。
選んだ理由として、『アトレーヌ 水性防水材』は、一般住宅のバルコニーやベランダならほとんど塗ることが可能で、塗料の選択で悩まずにすむからです。他の防水塗料の中には、下地が○○素材を使用している場合、この塗料で塗ることはできません!と表記されている塗料もありますので注意しましょう。また、アトレーヌは水性ですので扱いやすく初心者の人にも塗りやすいと思います。

ベランダの状態を確認

範囲によって塗料の量が変わってきますので、バルコニーの広さや床の状態について確認しましょう。
ベランダ面積:約7~10平米
立ち上がりの高さ:18~20㎝
状態:FRP防水 14年程経過 汚れや塗膜割れが少々ある程度

下地調整に準備するもの

・軍手
・マスキングテープ
・コロナマスカー
・サンドペーパー(番手100)
・サンデングブロック※あれば!
・皮すき(塗膜を剥がすのに使用)
・ウエス
・アセトン(脱脂用)
・ロープ(室外機を固定する用)

【費用】5,000円程度

【時間】5~6時間ほど

【難易度】★★★☆☆

1.下地の素材を確認する

塗装前にまず現在の床の素材または工法を確認します。塗り替える自宅のバルコニーは、戸建住宅では一般的なFRP防水でした。
FRP防水とは、ガラス繊維強化プラスチックで出来ていて、耐酸・耐候性にも優れており錆びず、腐ったりすることがないのがメリットです。
その他には、ウレタン防水・塩ビシート・コンクリートなどの種類があります。

もしも、自分の家の下地素材がわからない場合、こちらの記事で確認してみましょう!

屋上やベランダの塗り替え時期とおすすめの塗料


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2.ベランダに置いてあるものを移動させる

防水塗装は、乾燥を含めると数日かかりますので、床に荷物を置いていましたらあらかじめ移動させておきましょう。

また、室外機が床に置いてある場合、できるだけ移動させておくと良いです。自宅の室外機は、床に置いてあったため移動が必要でした。また配管が壁にしっかりと固定されていたので固定具を外してのかなり大がかりな作業となりました。さらに室外機を宙に浮かせないと塗装できないため壁側から手すりがある側へ移動させて、頑丈なロープでベランダの手すりに括りつけ室外機を吊り下げました。
吊り下げる高さとしては、塗装ができるくらいのすき間が必要ですので、床から約15cm以上の持ち上げておくとよいでしょう。

もしも室外機を吊り下げられない場合は、下記の方法もありますので参考にして下さい。

■ベランダ施工用のエアコン室外機の仮置き台を使用する

塗装時に室外機を一時的に置いておく専用の仮置き台があります。脚部がとても細く、施行面への影響を最小限におさえることができます。

■室外機部分は塗れるところだけペイントする

どうしても移動させることができない場合は、室外機をそのままにして塗れるところだけ塗る方法です。

3.下地の状態を確認をする

防水材を塗る前にきちんと下地処理をしましょう。最も重要な工程なので疎かにしてしまうと塗膜の膨れや割れの原因になってしまいます。そのようにならないために、しっかりと下地の状態をチェックします。

自宅のFRP防水材は、少しの錆の付着や細かいヒビ、塗膜剥がれはありましたが、それほど悪い状態ではなかったので、補修等の必要なく下地処理が出来ました。
もしも、床の状態が良いのか悪いのかわからない場合は、一度、専門の業者の方に確認してもらいましょう。

4.下地の処理をする

■ベランダのゴミや汚れを取り除く

まず始めにホウキで砂やゴミをある程度取り除き、最後にきれいな布を使い水拭きをします。汚れが酷い場合、ベランダ全体をデッキブラシなどで水洗いして汚れを落とし乾燥させましょう。
※下地が濡れていると塗装に影響がでますので完全乾燥をさせてください。

■FRPの下地処理方法

次に下地処理をします。サンドペーパー#100程度で表面が一様に白くなるまで十分にヤスリ掛けをしましょう。この時、電動サンダーを使用すれば作業効率が上がります。

ヤスリ掛けが終わりましたら次に、ウエスに浸したアセトンで拭き取ります。

【ご注意】
アセトンは、刺激臭がしますのでマスクやゴーグルをしましょう。また、手が荒れる恐れがありますので手袋をして作業をしてください。

5.下地処理の完了後養生をする

ベランダ全体をアセトンで拭きましたら下地処理の完了です。次に塗装時に汚したくない場所を守るためにマスカーで養生をしていきます。
壁や室外機、また忘れがちな排水溝も養生をしましょう。排水溝は、塗装時に塗料が流れないように塞ぐようにしましょう。
全体をマスカーで養生したらいよいよ塗装に入ることができます。今回はここまでになります。次回は、アトレーヌ防水材『本材塗装編』をご紹介します。

6.さいごに動画で流れをおさらいしよう

動画では、今回の一連の流れをご紹介しています



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