【本材塗装編】低コストでベランダのFRP防水をアトレーヌ水性防水材で塗り替えDIYしました!
低コストでベランダのFRP防水を塗り替えDIYしました!【下地調整編】では、バルコニーの塗り替えのためにまず、下地を本材で塗装ができるように掃除したり研磨したりして調整をしたところまでをお伝えしました。
今回は、メインとなります防水材の本材を塗装するまでをご紹介します。本材は、3回塗りをして厚い塗膜を作ります。同じ工程を3回繰り返すのみですので、素地調整の時よりも難しくない作業となります!
目次
本材を塗るのに必要なもの
・アトレーヌ水性防水材
・ローラー皿
・ローラーハンドル
・ローラースペア(中毛)
・ナイロン刷毛
あれば便利!
・皮すき
【費用】13,000円程度
【時間】2時間ほど
【難易度】★★☆☆☆
1.塗料を攪拌(かくはん)して缶を開ける
塗装する前に、まず塗料を攪拌します。どの塗料にも言えることなのですが、塗料は顔料が沈殿している場合がありますので、きちんと攪拌しましょう。まず、塗料缶を逆さまにし縦横左右いろいろな方向に揺すりながら攪拌をします。※攪拌があまいと塗料と顔料が混ざりきらなく塗装したときにムラになる原因になります。また、缶のフタを開けたら、もう一度攪拌棒などで攪拌し、中身を均一の状態にしてください。
攪拌方法は、そのほかにも撹拌機という専用の機械で勢いよく攪拌する方法があります。
攪拌できましたら、次に缶を開けます。本材をすべて使い切る予定でしたので、皮すきを使いフルーツ缶を缶切りで開けるように一斗缶の上部を開けました。このようにすることで、塗料がローラー皿にうつしやすくなります。
皮すきで一斗缶の上部を開ける場合、皮すきは刃が鋭いので注意してください。また、かなり力を入れて開けるので不安でしたら、普通に注ぎ口の蓋を開けて使用しましょう。
■一斗缶の注ぎ口の蓋の開け方はこちら
2.靴底がきれいな靴を準備する
床を塗装するため靴底が汚れている靴で塗装してしまうと塗装面に靴の汚れが付着してしまう可能性があります。そうならないように、靴底がきれいなものを準備しましょう。
すぐに用意できない場合、靴底の汚れをある程度落とした後、その上からガムテープを貼ります。そうすれば、塗装面に汚れが付かなくなりますのでおすすめです。
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3.ローラーでは塗りにくい場所を刷毛で塗る
ローラー皿に本材を小分けしましたら、刷毛でローラーでは塗りにくい角や端っこを塗っていきましょう。意外と見えない部分の塗装を塗り忘れてしまうことがありますのでご注意ください。
4.1回目ローラー塗装!出入り口に向かって全体を塗る
塗りにくい角や端っこを刷毛で塗り終わりましたら、次はローラーで立ち上がり→平場の順に塗ります。床を塗るときに注意しなければならないのは、出入り口に向かって塗らないと逃げ場をなくして足の踏み場がなくなることです。そうならないために一番遠いところから徐々に出入り口に向かって塗り残しの無いように塗装していきます。
※ここで塗り忘れてしまったら、戻らず2回目の塗装時に塗りましょう。
一番奥から塗っていき、だんだんベランダ入り口へと移動
最後は、部屋からのぞき込むように塗装して完了!
5.乾燥させる
1回目の塗装が終わりましたら乾燥をさせましょう。この日は、気温が23度前後のカラッとした晴れた天気でしたので2時間ほど乾燥させました。触ってみて手につかないけれどペタっとした感じがある状態でしたら2回目の塗装が可能です。
6.塗装2回目と3回目は、本材をたっぷり塗り厚くする
2回目・3回目の塗装も同じように刷毛で角や端っこを塗り、ローラーで立ち上がり、平場の順に塗ります。1回目の塗装と違うのは今回から厚めに塗ります。本材をローラーにたっぷり含ませて塗り広げていく感じです。しかし、たっぷり含ませすぎて厚く塗りすぎにはご注意ください。2回目の塗装が終わりましたら乾燥させて最後の3回目を塗りましょう。天気にも左右されますので、丸1日程度は乾燥させましょう。
3回塗りしたバルコニーの床を見ると、新品のような仕上がりで、とてもテンションが上がります。
今回は、ここまでになります。最後は、この上に紫外線等から塗装した床を保護するためのトップコートの遮熱塗料を塗装して完成となります。
次回、『トップコート塗って完成編』をお送りします!
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