初めてのスプレー塗装でキレイにペイントするために覚えておくべきこと
DIYで気軽に使える塗料スプレーは、コツさえ覚えれば誰でも簡単・綺麗に塗装できる良さがあります。しかし、初めてのスプレー塗装では思ってもいないような失敗をすることがよくあります。塗料スプレーの正しい使い方を覚えて、安全・快適に塗装作業ができるようになりましょう。
目次
スプレー塗装で守るべきこと

■火気の近くではスプレーしない
スプレーには高圧ガスが充填されており、火気の近くで噴射すると引火の危険があります。絶対に炎に向けて使用しないこと。
■素人は室内ではスプレーしない
室内でスプレーすると周囲に飛び散って汚したり、臭いがこもったりします。また、閉め切った狭い場所で大量に使用する場合は必ず換気をすること。慣れていない方は室内での塗装を避けた方が無難でしょう。
■風の強い日にはスプレーしない
風が強い屋外では、養生が剥がれたりスプレーで吹いた塗料が風に飛ばされたりして綺麗に塗装できません。スプレー塗装は風が吹いていない日に行なうようにしましょう。尚、もし塗料が飛散しても大丈夫なように塗装時にはマスクや保護メガネをしておけば万全ですね。

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上手に塗装する5つコツ
1:スプレーする前には必ず下地を整える


最初に塗装面の汚れを落とします。汚れや錆などがあると綺麗に仕上がりません。次に塗料の密着を良くするためにサンドペーパーで研磨します。研ぎカスはしっかり拭き取りましょう。スプレー塗装は出来るだけ綺麗に仕上げたいという場合が多いと思いますが、下地が汚いと綺麗に仕上がらないので注意しましょう。 ちょっと面倒ですが少しの手間で仕上がりの出来が変わりますよ。
2:塗料がついては困る部分に養生をする
スプレー塗装は塗料がかなり飛び散ります。 塗りたくない箇所や廻りには新聞紙やマスカーなどで広範囲までカバーして、急に風が吹いても大丈夫なようにマスキングテープなどで養生をしておきましょう。また、塗装物を新聞紙などの上に直接置いて塗装すると、新聞紙と塗装物が塗料でくっ付いてしまうことがあるので台などを使用すると良いですよ。
3:最初に吹くときは試し吹きをする

初めて使う時は、塗料カスが詰まっていたり、どんな形で吹き出すかわからないので、いらない新聞紙などに試し吹きをしてから塗装しましょう。
4:塗装面から15~25cm離して塗装する

綺麗に塗るには、塗装面から15~25cm離した状態をキープしながら塗っていきます。距離が近すぎると塗料がダレてしまったり、遠すぎるとツヤがなくなったりします。スプレーと塗装面の距離を一定に保つのがコツです。
5:一度に厚塗りはしない

一度に厚塗りしようとすると塗料がダレたり、ひび割れや艶ムラの原因になります。綺麗に仕上げるためには1回で厚塗りしようとせず、2~3回に分けて薄く塗りましょう。
保管および処理の仕方
※ガス抜きキャップ付きなら、簡単にガスを抜くことができます。
■使用後はカラ吹きして保管する
残った塗料を保管する場合は、容器を逆さにして1~2秒間カラ吹きしてから保管します。カラ吹きすることでスプレーノズルの詰まりを防ぐことができます。
■注意する保管場所とは
直射日光のあたる所や40℃以上になる所、湿度の高い場所では破裂の危険があるため保存しないこと。直射日光のあたる窓際や車内、ファンヒーターや暖房機のそばも危険です。湿気の高い場所では缶が錆びて漏れの原因になるので避けましょう。
■正しい捨て方
捨てる時は、中身の有無を確認しましょう。中身が残っている場合は、シューという音がしなくなるまでスプレーのボタンを押して中の塗料やガスを最後まで出し切ってから捨てましょう。塗料缶によっては、中身排出機構(残ガス排出機構)のキャップが付いていますので利用してください。中身を抜いたら自治体のゴミ処理方法に従い廃棄しましょう。
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