初心者のための塗装用ローラーの使い方講座
広い面や平らな面を早く簡単に塗装することができる道具に、塗装用ローラー(以下ローラー)があります。ローラーの選び方から、塗料の含ませ方まで使い方を説明します。
目次
ローラーの選び方
まず、塗装する場所や物に合ったローラーを選びましょう。
広い面は大きなサイズ、狭い面は小さなサイズのローラーを選びましょう。レギュラーサイズの大きなローラーは広い面に向いていますが、ペンキを多く含むので重くなります。女性でしたら、扱いやすいスモールローラーかミドルローラーがおすすめです。

●ローラーを選ぶときの注意点についてはこちら!
ローラーをセッティングの仕方
ローラーの横にある穴に、ローラーハンドルの横棒を差し込みローラーをセットします。グッ!と力を入れて止まる箇所まで押し込みます。ローラーがスムーズに回転すればセッティング完了です。

ペンキをつける前に、ローラーの毛払い(浮いた毛を取り除くこと)をして、塗装面に抜けた毛がつかないようにしておきましょう。

ローラーの正しい持ち方!転がし方!
ローラーの持ち方は、ラケットを握るようにします。そして、ローラーを使って塗装するときは下記の4点に注意しましょう。
1:ローラーを塗る面にあまり強く押し付けるとペンキがダレるので押しつけすぎないこと!

2:ローラーハンドル(柄)と塗る面の角度は45度がベスト。

3:ムラになるので、ローラーを塗る面より浮かせないこと。
4:ローラーは早く転がすとペンキが飛び散るので、ゆっくりと転がすこと。

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ローラーに塗料を含ませるには?

ローラーを使うには、サイズに合ったローラー皿(写真:右)かバケット(写真:左)が必要です。ローラー皿やバケットはローラーの横幅以上のサイズを選ぶようにしてください。
ローラー皿は持ち手が無いので移動しなくてもよい場合の塗装に適しており、バケットは持ち手がついているので移動しながらの塗装に向いています。
ローラー皿の場合
皿の凹んだ部分にペンキを入れ、ローラーを転がしながらペンキを含ませていきます。しっかりとペンキを含んだら、皿の手前にある凹凸の面で、ローラーを回転させながら余分なペンキをしごいて落とします。

ローラーバケットの場合
容器の1/3~1/2位までペンキを入れ、ローラーをペンキに漬けます。ローラーにしっかりとペンキを含ませたら、ローラーネットで余分なペンキをしごいて落とします。

ポイント
1.気泡が出なくなるまでペンキをローラーに馴染ませる。
2.ローラー全体にペンキを含ませる。均一に含ませることが大切。
3.しごく量は、ペンキが垂れてこない程度。
後片付けを簡単に済ます方法
ローラー皿やローラーバケットを使用した後に出来るだけ洗わないで済むようにするための裏ワザとして、ローラー皿ならビニール袋をかぶせて使う方法があります。

多少ローラーをしごきにくくなりますが、ローラー皿にペンキが付かないため洗わなくて済みます。
また、ローラーバケットなら別売りの内容器を使用する方法があります。内容器は、水性塗料なら密着が悪いため内容器に付いた塗料を洗わずにそのまま乾燥させれば乾燥後にぺらぺらと塗膜が剥がれ洗わずに済みますのでぜひやってみてください。
